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Cornelius(小山田圭吾さん)と対談させていただきました。V0l 5
「世代」の話

堂森:
最後になりますけれど、少し世代の話をさせてください。小山田さんは1969年生まれで、私は1970年生まれ。世代は同じなんですが、Corneliusの30周年LIVEでは、親子連れや若い子たちもいました。小山田さんの中で、若い子たちにも、もっと聴いて欲しいなど要望はありますか。
小山田さん;
あまり、世代って特に意識しないですけど、若い方々にも聞いてもらいたいという思いはあります。でも、積極的にそういった所に向かうってこともないですね。無理して若ぶった事をやり始めたら、ダサいので、まあ偶然にでも耳にしてもらえたら良いなと。笑
堂森:
もちろん私も、そんな迎合するようなCorneliusは見たくない。笑。なんていうか、Corneliusは今のままで十分、若い人たちも惹きこまれる気がしていて、そういった機会があればなあと個人的に思っているんですよ。
小山田さん:
でも今は、SNSとかあるし 興味ある人は辿り着くんじゃないかなと思いますけどね。
堂森:
私も若い人たちにCorneliusを知ってもらいたくて、聞かせることもあるんですけど、「かっこいい」「めちゃいいですね」とか言ってもらえるので、若い世代に広がる機会は大切だなと思います。
小山田さん:
それはそうかもしれませんね。我々、同世代は高齢化していきますしね。幅広い年代に聴いてもらえるチャンスがあればいいですね。
堂森:
ここ数年、山下達郎さんのLIVEへ行っているんですが、お客さんの層は、やっぱり我々世代、それ以上の先輩が多いかなとも思います。
小山田さん:
でも、達郎さんは今の若い子大好きじゃないですか。 めちゃくちゃ人気がある。達郎さんに限らず、シティポップでも世界的に人気で、めちゃくちゃ若い子が聞いていると思いますよ。
堂森;
確かに、そうですね。シティポップは特に海外の若者の評価が高いことも耳にしますし。
小山田さん:
でも、この前、アメリカ行ったら シティポップはもう終わっていて、店の人によると今は高中正義さんなんだって。シティポップの流れからか、ジャパニーズフュージョンみたいなのは結構、流行っていると。まあそんなメジャーじゃないかもしれないですが。
だから何がきっかけになるかなんて分かんないですよね。誰も予想してなかったと思いますよ。本当に。
堂森:
海外で、高中正義さんが流行っている。今日1番の驚きかもしれないです。
小山田さん:
ほんと面白い流れですよね。
堂森:
いいお話をたくさん聞けて、よかったです。本当にありがとうございます。また一緒に仕事してください。
小山田さん:
いいえ、とんでもないです。本当にありがとうございました。
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【NAKED CLUE】In a Blink of an eye(Music:Cornelius)